じゃらんリサーチセンターが実施した都道府県民の地元への愛着度調査「ご当地愛ランキング」によると、最も多くの地元の人が「旅行にぜひ来てほしい」と思っているのは北海道で、60.6%の人が答えた。2位は沖縄県の56.3%。3位は長野県と長崎県がともに53.5%で並んだ。最下位は埼玉県。埼玉県は「ぜひ来てほしい」がわずか5%にすぎず、先ごろ「観光立県宣言」をした県にとっても気になる調査といえそうだ。
調査は昨年12月、18歳まで最も長く住んでいる都道府県と同じ都道府県に、現在も住んでいる人を対象にインターネット上で実施した。有効回答数は約4700人。
一方、「地元に愛着を感じているか」の質問では、「とても感じる」と答えたのは沖縄県が最も多く、65%に上った。2位は北海道(62.6%)で、以下、京都府(57.4%)、福岡県(54%)、宮城県(53.5%)と続く。最下位は埼玉県(16%)、46位は山形県(17.6%)で、ともに2割を切った。
テーマ別で見ると、温泉への愛着度が最も強いのは大分県で52.9%。2位の鹿児島県(52.5%)をわずかながら上回った。大分県について同センターは「別府、湯布院だけでなく、県内にたくさんの温泉があり、手軽に楽しめ、生活に密着しているためではないか」としている。
このほかの愛着度は、「神社・仏閣・城・文化遺産」は奈良県、「海・湖・山などの自然」は滋賀県、「郷土料理・ご当地グルメ」は香川県がそれぞれ1位となっている。