「人形の町」として知られるさいたま市岩槻に来年2月22日、「さいたま市岩槻人形博物館」=写真=がオープンする。市によると、日本初の公立の人形専門博物館という。
同博物館は鉄筋コンクリート1階建て、延べ面積約2030平方メートル。展示室、ミュージアムショップ、カフェ、収蔵室などで成る。人形や人形文化に関する資料の収集・保存、調査研究を行い、展示や教育普及活動などを通して、人形文化に親しんでもらう。
人形玩具研究家で日本画家として活躍した西沢笛畝(てきほ、1889~1965年)が収集したコレクションのほか、計5千点以上の人形関係資料を収蔵する。
開館記念企画展を3期に分け開催。第1期(2月22日~4月12日)は「雛人形と犬筥(いぬばこ)・天児(あまがつ)・這子(ほこ)」を予定している。
開館時間は午前9時から午後5時。月曜休館。入館料は一般300円、高校・大学生・65歳以上150円、小・中学生100円。20人以上の団体は一般で200円。年間パスポートもある。