第67回「さっぽろ雪まつり」が5〜11日、札幌市の大通公園などを会場に開催された。大通公園には、3月26日に開業する北海道新幹線の巨大な氷雪像が登場。市民の広場にも、市民が新幹線をモチーフにして造った雪像が多く展示された。
大通公園の2丁目会場には、約140キロの大きな氷のブロック250個を積み上げ、北海道新幹線のH5系の車両、函館の赤レンガ倉庫群、青森、弘前の観光名所を彫り込んだ大氷像が造られた。
5日夜には、工藤寿樹函館市長と青森県内の3市長が参加した点灯式が行われ、新幹線でつながる青函エリアの観光などをPRした。
8丁目会場にも、H5系の新幹線が五稜郭やニセコ連山の前を疾走する大雪像が登場。大雪像は高さ約10メートル、幅約20メートル、奥行き約17メートルで約1300トンの雪を使って造られた。
ステージでもさまざまなイベントで北海道新幹線の開業をアピールし、夕方からは新幹線の雪像にカラーリングを施すプロジェクションマッピングも行われた。
さっぽろ雪まつりは、北海道の冬を代表するイベントとして国内外に知られ、毎年、230万人を超す観光客や市民が見物に訪れる。
雪像に映像を投影して北海道新幹線の開業をアピール