じゃらんnetでは来年4月から、宿泊施設が負担するシステム利用料(手数料)・ポイントに関する仕組みを一部変更する。手数料率自体に変更はないが、基準額が現行の税抜き料金から税込み料金に変更されるため、宿泊施設にとっては実質的に負担増となる。
新たなシステム利用料・ポイントは、今年11月26日(予定)以降の予約で、来年4月1日以降のチェックアウト分に適用する。
現行のシステム利用料率は1人1室の宿泊プラン料金に対して6%、2人以上1室の宿泊プラン料金に対して8%。利用料率の変更はないが、計算の基準額を税込み料金に変更する。
システム利用料率に加えて、ポイント(Pontaポイント)付与分として宿泊施設に2%が課されている。負担率自体に変更はないが、活用方法を変更し、Pontaポイントに1%、販促プログラムに1%とする。販促プログラム分は、じゃらん限定ポイントの付与を含めて各種特典の提供に充当する予定で、宿泊需要の増加に活用していく。
宿泊施設のシステム利用料・ポイント負担は、2人1室の合計料金が税抜き1万円の宿泊プランの場合、現行では千円だが、変更後は消費税率8%を含めた料金が基準額になるので1080円となる計算だ。