江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の作品などを展示するすみだ北斎美術館(東京都墨田区)の入館者が7月31日、50万人を突破した。2016年11月22日の開館以来、1年8カ月での大台突破となった。
50万人目となったのは台東区在住の加藤順子さん(52)と長女のさやさん(12)親子。
順子さんはもともと北斎のファンで、さやさんの夏休みの美術の課題に取り組むため一緒に来館した。
年間パスポートなどの記念品を贈られた順子さんは「節目に来館できてとても光栄。娘には日本が誇る浮世絵師に興味を持ってもらいたい」と話した。
橋本光明館長は「ひとえに地域と北斎ファンの皆さまのたまもの。国内はもとより、世界中に北斎の魅力を伝えていきたい」と意欲を示した。
現在、美術館では猫と人の理想郷を描いた漫画「アタゴオル」シリーズで知られるますむらひろしさんの「ますむらひろしの北斎展」が開かれている。8月26日まで。