JR西日本は、せとうち観光推進機構、岡山県、広島県、山口県と共同で8月21日、ホテルグランヴィア広島(広島市)で、3県への外国人観光客誘致に向けた「せとうちエリア『観光誘客会議』」を開いた。JR西日本が地域と連携して外国人観光客をターゲットにした会議を開催するのは初めて。
参加したのは東アジアを中心に、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナムなど海外10市場の旅行会社10社。国内からはインバウンドを扱う旅行会社約30社が参加した。3県の観光事業者も約60人参加し、地域の魅力を売り込んだ。
室博・JR西日本執行役員営業本部長は、「今回のエリアは7月の西日本豪雨で風評被害を受けた地域であり、旅行会社の支援をお願いしたい。当社の『中期経営計画2022』の新5カ年計画では、インバウンド向け商品の取り扱い260万人を目指している。広域観光ルートの作成にも力を入れている」とあいさつした。
会議ではJR西日本や自治体の外国語版資料を使い、海外の旅行会社にプレゼンテーション。旅行会社は1泊2日または2泊3日で3県エリアを巡るファムツアーにも参加した。
あいさつする室JR西日本執行役員営業本部長