せんとくんが、14、15、16日の3日間、羽田空港で奈良の観光をPRした。奈良県と奈良県観光連盟、平城遷都1300年記念事業協会は、羽田空港第1旅客ターミナル2階中央の広場に特設ブースを設け、平城遷都1300年祭マスコットキャラクターの「せんとくん」を使った奈良県観光のPRイベントを開いた。
せんとくんは、一日4〜5回、各30分程度出演。登場する度に、家族連れや若い女性を中心に旅行客が集まり、記念撮影に積極的に応じていた。修学旅行で羽田空港に到着したばかりの広島県世羅町立世羅西中学校の生徒たちはせんとくんを見るなり駆け寄り、順番に笑顔で記念撮影をした。
ブースでは他に、大型ディスプレーで奈良県と1300年祭を紹介するDVDを放映したほか、パネル展示やパンフレット配布を行った。
奈良県観光についてのアンケート調査も実施。回答者全員に、せんとくん特製携帯電話クリーナーや奈良県観光のキャッチフレーズ「知れば知るほど奈良はおもしろい」のロゴ入りボールペンなどをプレゼントした。
「来年1月1日から12月31日まで開催する1300年祭の1年前PRイベントと位置づけている。せんとくん人気は大変ありがたい」(平城遷都1300年記念事業協会広報・戦略グループ小林悟氏)。
同イベントは、「空港を活用した国内観光振興プロモーション実行委員会」(観光庁観光地域振興課)が08年2月から09年3月までの間、地方自治体や観光振興団体になど22団体に羽田空港内のスペースを観光PRの場所として提供して実施中の実証実験の一環。同3日間に第2旅客ターミナルでは、四国観光立県推進愛媛協議会が愛媛県のPRをした。
せんとくんと記念撮影する広島県世羅西中学の修旅生