茨城県つくば市(五十嵐立青市長)、土浦市(安藤真理子市長)、下妻市(菊池博市長)、牛久市(沼田和利市長)とCommunity Mobility(東京都中央区、村瀨茂高社長)は2024年9月30日、デジタルを活用した自家用有償旅客運送「地域連携公共ライドシェア」(※)を2025年1月から実施すると発表した。より利便性の高い持続可能な公共交通の実現や、地域公共交通が抱えるドライバー不足をはじめとする交通課題の解決が目的。これに先立ち、ドライバーの募集を2024年10月1日から開始した。
本事業では、各市に共通する課題を解決するため、ドライバーバンク「Community Crew」とAIオンデマンド「mobi」の2つのプラットフォームを導入します。
ドライバーバンク「Community Crew」は、市域を超えてドライバーの募集・育成・管理等をワンストップで行うプラットフォームです。第一種運転免許(以下「一種免許」)及び第二種運転免許(以下「二種免許」)所持者が、ドライバーとして登録することができます。
AIオンデマンド「mobi」は、利用者の予約状況に合わせてAIが最適な運行ルートやスケジュールを算出するプラットフォームです。自家用車による効率的な運行を可能とします。
また、本事業では、一種免許ドライバーに二種免許取得支援を行うことで、二種免許ドライバーへのステップアップを促し、地域交通を担う新たなドライバーの育成にも取り組む予定です。
本事業を通じて、地域連携で移動の足を確保するためのモビリティサービス基盤を構築することで、ドライバー不足の解消を図り、持続可能な地域交通の再構築を目指します。
※つくば市、土浦市、下妻市、牛久市が、デジタル田園都市国家構想交付金デジタル実装タイプ(TYPES)に採択されています。
募集内容:指定エリア及び時間帯において、自家用車を使用し市民や来訪者の運送業務を行うこと(自家用有償旅客運送)
運送区域/時間帯:以下の4つのエリアのいずれかより選択(複数選択可)
① つくば・土浦エリア(桜ニュータウン及び天川団地を含む周辺地区)
② 筑波山エリア
③ 下妻エリア(下妻市南部エリア)
④ 牛久エリア(牛久市内)
報酬体系:
募集条件:
・ 応募時点で、21歳以上~70歳未満であること
・ 普通自動車運転免許取得後3年以上経過していること
・ 過去 2 年以内に免許停止履歴がないこと
使用可能車両:
・ 定員4人以上10人以下の車両であること ※後部座席に容易に乗車できるドアが設置されていること
・ ドライブレコーダー(前・後・車内)を搭載していること
※搭載していない場合、無償で貸し出し予定(条件あり)
提出書類/提出方法:以下の書類・情報を応募フォームに記入・提出
・ ドライバー本人情報
・ 運転免許証の写し
・ 使用する自家用車の車検証の写し
選考方法:書類選考及びオンライン面談(1回)を実施
その他留意事項:
・ 使用する自家用車は、車検以外にも1年毎の法定点検を受けること
・ 確定申告は各自で行うこと
・ 運行に伴う必要な経費(燃料費、車両点検・整備費、スマートフォンの通信料等)は、各自で負担すること
・ 運行に必要な備品(車両の表示物等)は貸与する
・ 二種運転免許を保有していない方は、Community Mobilityの指示に従って、大臣認定講習を受講すること
・ 主たる勤務先への通勤時にドライバーとして運行することを検討されている場合は、事前に勤務先に相談の上で、応募すること