はとバスは2月14日、ユーグレナ(東京都港区)が製造・販売する次世代バイオ燃料「サステオ」を使用したバスの運行を始めた=写真。3月末まで実施する。
都とユーグレナは昨年10月、環境にやさしいバイオ燃料の活用推進と普及を目的に協定を結んでいる。はとバスはこの趣旨に賛同。「持続可能な社会の実現に向け、バイオ燃料を活用したバスの運行を実施する」としている。
大型バス1台にバイオ燃料を入れ、都内や近郊の複数のツアーで運行する。
サステオは燃料の燃焼段階では通常の軽油と同じように二酸化炭素(CO2)を排出するが、原料となる植物や藻類が成長過程の中で光合成によりCO2を吸収する。このため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。