ひがし北海道自然美への道DMO(上野洋司会長)はこのほど、今後の観光戦略や最新の北海道の観光情報を紹介する「ひがし北海道素材説明会2020」を東京の品川プリンスホテルで開いた。説明会にはメディア、旅行会社などが出席。広大なエリアを持つひがし北海道ならではの「ひとり旅」「ワーケーション」への取り組みなど、新たなニューノーマルな観光をアピールした。
冒頭、上野会長は「民間調査における都道府県魅力度ランキングにおいて、北海道は12年連続で断トツ1位に選ばれている。衛生管理のガイドラインを順守しながら、新型コロナで落ち込んだ観光誘客を挽回していく」とあいさつした。
プレゼンテーションでは、同DMOの阿部誠事務局長が「ひがし北海道 新・観光スタイル」をテーマに取り組みを発表。観光戦略として(1)ひがし北海道エリアの顧客からみた優位性(2)Byond COVID―19戦略ターゲット(3)ひがし北海道【自然美×交通】ネットワーク商品(4)ワーケーションを軸とした第3の観光交流へ体制化―などを披露した。
今後は、有望なターゲットとして「自然派志向のヘビーリピーター」「海外旅行の振り替え層」「ひとり旅」を軸に商品展開を推進する。ソーシャルディスタンスなフィールドを生かした自然と癒やしのストーリーとして「自然美」を打ち出すほか、新規顧客の獲得として20代、60代の男性に向けたひとり旅商品の展開、各種交通の一気通貫、プラットフォーム化の実現、第3の交流としてワーケーションを軸とした地域の観光体制への移行などに取り組む。
ワーケーションについては、観光の原点に近い体制化を目指し、(1)市場へのアプローチ(2)受け入れとしてのモバイル体制(3)発信としてのバーチャル展開(4)着地型観光進展の包含体制化―に取り組む。
同説明会は札幌や大阪でも開催された。
あいさつする上野会長