びわ湖大津プリンスホテル、滋賀の特産品「高島扇骨」や「びわ湖真珠」を用いたアートを採用したロイヤルスイートを新設


 びわ湖大津プリンスホテルは、滋賀の特産品「高島扇骨」や「びわ湖真珠」を用いたアートを採用したロイヤルスイートを新設した。

びわ湖大津プリンスホテル(所在地:滋賀県大津市におの浜4-7-7、総支配人:湯谷昌生)は、増加傾向にある訪日外国人旅行者、国内においてはアクティブシニアを含む三世代ファミリー、リゾートMICEの取り込みを強化するため2016年12月より全客室(529室)、ロビー、ラウンジ、レストランのリニューアルを順次実施してまいりました。
2018年3月に客室27階~35階の改装を終えすべての改装が完了いたしました。

この度の改装でホテル上層階(33~35階)に位置する「EIZANフロア」を2フロアから3フロアへと拡大し、34階にはロイヤルスイート1室を新設いたしました。長期滞在をゆっくりとお過ごしいただけるハイグレードタイプの客室とし、琵琶湖の眺望をお楽しみいただけるよう窓際にデイベッドの配置や滋賀の特産品である「高島扇骨」や「びわ湖真珠」を用いたアートを採用いたしました。

びわ湖大津プリンスホテルではリニューアルにより快適性と魅力を向上させ、今後も各自治体や周辺企業との連携を一層強化し、観光都市としての発展の一端を担ってまいります。

EIZANフロア ロイヤルスイート リビングルームEIZANフロア ロイヤルスイート リビングルーム

デイベッドや高島扇骨のアートが配置された EIZANフロア ツイン(35階)デイベッドや高島扇骨のアートが配置された EIZANフロア ツイン(35階)

びわ湖大津プリンスホテル改装概要
増加傾向にある訪日外国人旅行者、国内においてはアクティブシニアを含む三世代ファミリー、リゾートMICEの取り込みを強化するためリニューアルいたしました。
全室レイクビューの530室(改装後529室)の客室と国内最大級のコンベンションホール「淡海(おうみ)」
などを備え、さまざまなお客さまを受け入れてまいりました。今回の改装によりお客さまの利便性の向上と、ロケーションを最大限に活かしたレイクサイドリゾートホテルとしての価値向上に努めてまいります。

※網掛けは改装オープン済み、赤枠は今回のオープン

 

1.全客室(529室)
「EIZANフロア」、「スカイフロア」、「レイクフロア」と3タイプのフロアカテゴリーのコンセプトをより明確にすることで、多様化するお客さまのニーズへの対応力を強化し、さまざまなお客さまがより快適に過ごすことのできる空間を提供してまいります。
(1)EIZANフロア(33~35階・53室)
2フロアから3フロアへと拡大し、ロイヤルスイート1室を新設いたしました。デザインコンセプトを「Forest Luxe(フォレストリュクス)」とし、琵琶湖を望む山麓をイメージした高層階ならではの寛ぎとゆとりを感じられる空間を目指しました。琵琶湖の眺望をお楽しみいただけるよう窓際にデイベッドの設置や滋賀の特産品である「高島扇骨」や「びわ湖真珠」を使用したオリジナルのアートを採用いたしました。

EIZANフロア スイート(59.5㎡)EIZANフロア スイート(59.5㎡)

EIZANフロア ダブル(36.2㎡)EIZANフロア ダブル(36.2㎡)

びわ湖真珠を使用した手彫りアート(設置客室:ロイヤルスイート)
びわ湖真珠の歴史は古くは平安の時代に万葉集で詠まれた海外でも高く評価される歴史的な宝石のひとつでした。一時は環境の悪化などにより貝が十分に育たない時期がありましたが、生産者の方々の様々な取り組みにより現在も琵琶湖では美しい真珠が育てられています。しかしながら市場には年間数十kgしか流通せず非常に希少価値が高い真珠となっています。神保真珠商店のご協力のもと木製のキャンドルスタンドとびわ湖真珠の特徴である個性的な真珠のコラボレーションによるアートを設置いたします。

1966年に祖父が創業し父へ受け継がれた「神保真珠商店」は、長く店舗を持たずに真珠を販売してきましたが、生産者のみなさまからお預かりしたびわ湖真珠を多くの方に知ってもらい、身につけていただきたいという思いから、2014年地元大津に実店舗をオープンしました。実際に見て、手に取って、びわ湖真珠の美しさを感じていただけることを、そして何より、これから真珠が育つ美しいびわ湖であることを願っています。
神保真珠商店 店長 杉山 知子

びわ湖真珠を使用した 手彫りアートびわ湖真珠を使用した 手彫りアート

びわ湖真珠びわ湖真珠

高島扇骨を使用したアートパネル(設置客室:EIZANフロア35F、ロイヤルスイート)

扇骨とは、扇子の骨(扇子の紙以外の部分、竹で作られた骨組み)のこと。滋賀県西部に位置する高島市は国産の扇骨の産地で98%以上のシェアを誇ります。製作は34行程にも及び、職人から職人へ作業が移る分業体制で行われており、薄い竹を扱うためほとんどが手仕事となります。びわ湖大津プリンスホテルの扇骨は「すいた扇子」社長 吹田 政雄氏に制作していただきました。

幼いころから家業である扇骨づくりを見て育ち、16歳で後者になることを決意して以来、「持って優しい、使って優しい」扇子を信念に、この道一筋に技を磨いてきました。扇子は夏に涼をよぶために持たれる方が多いですが、古来は「末広がり」の形から縁起物の贈り物として、また落語や舞、囲碁や将棋などの娯楽、そして祭りなどで日本人の暮らしに身近なものでした。びわ湖大津プリンスホテルのアートワークを見て、熟練の技と繊細な手仕事による伝統工芸品「高島扇骨」、びわ湖西部の高島地域、そして扇子に関心をもっていただけることを願っています。今後も、今の時代にあった扇子の開発、絵付け体験教室や実演などを継続し、扇子やものづくりの魅力を伝えていきたいです。
すいた扇子 社長 吹田 政雄

 

高島扇骨を使用したアートパネル高島扇骨を使用したアートパネル

信楽焼を使用したグリーンポット(設置客室:ロイヤルスイート)
日本の六釜のひとつに数えられ狸の焼き物で知られている信楽焼ですが、さまざまな手法でデザイン性の高い作品が多く輩出されています。EIZANフロア ロイヤルスイートのグリーンポットとして採用いたしました。

(2)スカイフロア(21~32階・216室)
琵琶湖の空をイメージし、リゾート感あふれる中にも女性層に共感していただけるデザイン性にあふれる客室にいたします。デザインコンセプトは「Sky Chic」とし、降りそそぐ太陽をイメージしたオレンジのチェアや、虹をイメージしたアートを配し、どこまでも広がる湖の空をイメージした客室です。

近江の麻布を使用したアートパネル(設置客室: スカイフロア全室)
近江の土地は山々に囲まれ中央に琵琶湖を抱き、山々に降った雨は川となり琵琶湖に流れ込み、地下に浸透した水は、清らかな湧き水となります。この豊かな自然環境が近江の繊維産業を育ててきました。近江の湖東地域は、琵琶湖のもたらす湿潤な気候と鈴鹿山系から豊富な湧水により室町時代から日本有数の麻織物の産地として発展し、江戸時代には「高宮布」として彦根藩が幕府への献上品に使い、また近江商人の主要商品として商いがされ名声が高まりました。昭和52年には「近江上布」が伝統的工芸品として国の指定を受け、現在は原料や製造方法の変遷を経て地域ブランド「近江の麻」「近江ちぢみ」が主流となり、産地としての役割を受け継いでいます。

滋賀の伝統的な産業で滋賀のイメージ「虹」をモチーフしたものを製作したいとの依頼をうけ、はじめはこれまでインテリアアートの制作を行ったことがなかったため躊躇しましたが、会館の伝統工芸士により繰り返しサンプルを作り、担当するデザイナーと検討を重ねて完成したレインボーカラーの麻布に大変満足しています。近江上布伝統産業会館は「伝統産業麻織物」の発信拠点として、産地を訪れる人や民間・企業の団体も迎い入れ、地機織り、手摘みの実演や体験などのワークショップや講習会を通して伝統文化を伝え、守るため多岐にわたる活動をしています。また手織りの技術を活かした製品や日常の中で安心して使える麻製品の海外展開など、滋賀の伝統産業の普及に今後も尽力してまいります。
近江上布伝統産業会館 事務局長 田中 由美子

 

近江の麻布を使用したアートパネル近江の麻布を使用したアートパネル

(3)レイクフロア(5~20階・260室)
デザインコンセプトを「Lake Bright」とし、琵琶湖の「水」をイメージした明るく爽やかな空間にいたします。
レイクフロアのツインルームは、ファミリーやグループなど4名でのご利用にも対応いたします。和室の寝具は布団からベッドへと変更し、シニアや訪日外国人客の利用を意識した和洋室タイプといたしました。

2.ロビー、ラウンジ(1階)
(1)ロビー
ロビーフロア全体の内装を一新し、アライバルエクスペリエンスの向上を図ります。コンセプトを「Lively Port」
とし、人々が集い行き交うびわ湖畔の港をイメージしたロビーへと生まれ変わりました。

(2)ロビーラウンジ
「ロビーラウンジ シャトレーヌ」が「ロビーラウンジ ポートニオ」として賑わいの中にもおとなのリゾートを感じられる水辺のラウンジとして2017年11月10日(金)にオープンいたしました。 パンやケーキのテイクアウトを気軽に利用できるアイランドスタイルのカウンターを新たに設け、大型テーブルの設置や電源の増設、バリアフリー化などを実施いたしました。さまざまな人々の集いの場としての役割を担います。

 3.レストラン(37階)
「ステーキ&シーフード ニューヨーク」がブッフェレストラン「Lake View Dining Biona」として2017年3月 に
生まれ変わりました。店内は琵琶湖の特徴である豊かな「自然」をテーマとした3つのエリアで構成しておりす。地元食材や有機野菜を取り入れた和洋中のブッフェ料理を提供、料理ボードには鉄板を新設し、メニュー内容の更なる充実とともにパフォーマンスも行います。
立命館大学 スポーツ健康科学部・海老研究室(海老久美子教授)とLake View Dining Biona料理長 岡本賢治との協働での企画開発による健康栄養学の知見を取り入れたメニューが「Biona×ab lab.(ビオナ エビ ラボ)」メニューです。「滋賀の健康」をテーマにさまざまなメニューを季節ごとにご用意しており、オープン当初よりご好評をいただいております。
【名称】Lake View Dining Biona ※「Biwako-Otsu-Nature」の頭文字をとり、琵琶湖の自然を表現した造語。

施設概要
【開業年月日】1989年4月22日
【所在地】〒520-8520 滋賀県大津市におの浜4-7-7
【お問合せ】TEL : 077-521-1111
【客室】客室 530室(改装後529室)
【レストラン】「ロビーラウンジ ポートニオ」「フランス料理 ボーセジュール」「レイクビューダイニング ビオナ」、「和食 清水」、「中国料理 李芳」、「スカイラウンジ トップオブオオツ」「バーベキューレストラン レイクサイドガーデン」(夏期のみ営業)
【宴会場】コンベンションホール淡海、宴会場8室

 
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