事例発表や意見交換を通じて体験型観光のあり方を考える「全国ほんもの体験フォーラム・イン・徳島」が3月18〜20日の3日間、徳島県徳島市などで開かれる。「ほんもの体験が日本の未来を拓く」をテーマにしたパネルディスカッションのほか、課題別の研究分科会、徳島県内で実施されているプログラムの体験ツアーなどがある。
04年の長野県・飯田大会を皮切りに毎年開催。徳島大会で8回目を迎える。地元自治体や関係機関でつくる実行委員会が主催、全国ほんもの体験推進連絡協議会(通称・全国ほんもの体験ネットワーク)が共催する。
18日、徳島市のアスティとくしまで開かれる全体フォーラムでは、盲目の歌手、ピアニストで、人権、平和などをテーマにしたコンサートなどで活躍する徳島県出身の北田康広さんが講演する。
全体フォーラムのパネルディスカッションは、コーディネーターが体験教育企画代表の藤澤安良氏。パネラーは、山本精五(全国修学旅行研究協会本部事務局長)、清水伸一(日本旅行西日本営業本部営業推進本部担当部長)、加蘭明宏(ニライカナイ代表取締役、沖縄県体験型観光推進協議会理事兼事務局長)、高橋充(南信州観光公社社長)、筒井雅浩(まつうら党交流公社統括マネージャー)、刀根浩志(観光ビジネス総研代表、和歌山ほんまもん体験倶楽部事務局長)、西沢猛(南阿波よくばり体験推進協議会事務局長・牟岐町産業建設課課長補佐)の7氏。
19日の課題別の研究分科会は、美馬市、東みよし町、三好市、美波町、牟岐町、海陽町の6会場で。19日午後からは体験ツアーを実施する。
問い合わせは、実行委員会事務局(徳島県観光企画課内、TEL088・621・2340)まで。