東北や北関東のバス会社などを傘下に持つみちのりホールディングス(HD)は、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)と組み、みちのりグループ各社が運行する高速バスや観光バスなどでフリーWi―Fiサービスを提供する。訪日外国人旅行者の不満解消に役立ちそうだ。
4月下旬をめどに、羽田、成田、仙台、福島、茨城、花巻各空港を発着するバスや夜行バス、貸し切り観光バスなど計328台に導入する。「これにより、キャリアやデバイスを問わず、全てのWi―Fi対応機器の利用が可能となり、訪日外国人はもとより、観光客やビジネス客などが移動中にも快適なインターネットを利用できるようになる」という。
Wi―Fi装備バスには入り口にステッカーを貼り、対応車両であることが分かるようにする。7言語に対応でき、連続12時間利用可能。将来的には全てのバス(約2100台)に装備する予定。また、5月をめどに多言語による観光ガイド機能も導入する。