群馬県のみなかみ町観光協会が大型旅館10軒に3月11日時点の新型コロナウイルスの影響を聞いたところ、5月末までの期間で3万人を超えるキャンセルが発生していることが分かった。
協会は「町の観光全体として、過去に類を見ない大打撃を受けている」として、危機感を募らせているが、このほど会員の対策プランを協会のホームページにアップ、PRに努めている。
金盛館せゝらぎ(谷川温泉)は、1泊2食付きの宿泊で小学生以下は無料、本来大人料金となる中学生は大人料金の半額とするプランを設定。客室や大浴場内などには除菌スプレーを置き、スタッフは全員マスク着用でもてなす。
なるべく人との接触を避けたい人向けが辰巳館(上牧温泉)の「プチおこもり旅行プラン」。料金は1人1万円(税別)で、夕・朝食は部屋出しで松花堂弁当を提供。期間限定。飲み物の持ち込みもOKで、貸し切り風呂(予約制)は通常3千円だが、1500円で利用できるようにした。
また、ある精肉店では強力な殺菌力を持ち、人や食品に対して高い安全性を誇る微酸性電解水を小分けして無料配布する。