ゆのくに天祥(石川県山代温泉、新滝徳次社長)は環境省が取り組む自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)に今年度から参加する。二酸化炭素(CO2)の排出量削減の約束と引き換えに排出抑制設備の整備にかかわる補助金を受ける。
JVETS(Japan’s Voluntary Emissions Trading Scheme)は、国内排出量取引に関する知見、経験の蓄積を目的に、環境省が2005年度から推進しているもの。
事業への参加は、エネルギーにかかわる費用の削減や、企業イメージの向上を図れるなどのメリットがあるという。
同館は2010年度から環境対策に本格的に取り組み、2011年度は09年比で約8.2%、約410トンのCO2削減を実現した。来年の創業50周年へ向け、さらなる環境対策への投資を実施するという。