小規模旅行会社向けのリテール業務支援サービス「idd・トラベルワーカー」を販売するアイディディ・ソフトウェア(大阪市、和田肇社長)は、「東日本大震災 復興支援キャンペーン」を行う。申し込み日から1年間、トラベルワーカーを無償で提供するもの。震災で直接被災したり、風評被害に遭っている旅行会社を支援する。
キャンペーンでは、在籍スタッフ数を上限に希望のアカウント数を提供。費用は導入時の「遠隔リモートサポート費用」のみ発生する。対象地域は、東京を除く災害救助法適用地域。
「震災、停電、ハード障害に強いクラウドシステムで、早期復興に向けた日々の業務処理に役立ててもらいたい」と同社。ホームページで来年3月末日まで受け付ける。
トラベルワーカーは、法人、個人の「顧客管理」「予約カルテ管理」「金銭データ管理」が主な業務範囲。インターネット検索大手、グーグルのクラウドサービスを利用するので、月額のアカウント料金のみで使える。初期導入費用や保守サポート料金は、一切発生しない。
小規模旅行会社に的を絞り、余分なプログラムを一切省くことで、シンプルかつ容易な操作性を実現している。