鹿児島県の奄美大島に本社を構える旅行会社、奄美航空ツーリストは、奄美群島内の島々5カ所に旅行カウンターを展開。群島という離島の立地から空路と海運路の交通手配を主として地元発の旅行に対応している。その同社はアイディディ・ソフトウェア提供の中小旅行会社向けのリテール業務支援システム「アイディディ・トラベルワーカー」を導入し、業務の効率化を図っている。
以前は、Excelを利用して管理していたが、取扱量が増え作業が煩雑になっていた。そのためITを活用し、販売・収入管理の合理化と厳格化を進めるためシステムの導入を検討。複数社の旅行業務支援ソフトを比較検討した結果、トラベルワーカーに決めた。
導入当時は脆弱(ぜいじゃく)だった奄美群島のネットワーク環境でも問題なく稼働することも評価したが、決め手は専用サーバーが不要で、同社のニーズにマッチした基本性能。また、導入費用とランニングコストが安価だった点も決め手になった。
現在、全国300社以上に導入されているトラベルワーカーは、グーグルのクラウドサービスを利用するため初期費用と月額保守料が不要。月額のアカウント料のみで使える上、インターネット環境さえあればどこからでも操作できる。また、定期的にバージョンアップを実施し、顧客のニーズに応えている。
「システムがバージョンアップされる過程で、当社のニーズを積極的に取り入れてくれる」と旅行部部長の烏野耕三氏。導入してから12年がたつが、これまで大きなトラブルもなく安定して稼働している点も評価する。「店舗の中には365日、無休で営業している店舗もあるが、トラベルワーカーは保守作業などで停止時間がない。大変助かっている」と烏野氏。
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