アクアス(東京都目黒区、佐藤英子社長)はこのほど、循環式浴槽用除菌洗浄剤をリニューアルし、発売した。化学洗浄剤「アクアスクリンFK」の組成を一新し、バイオフィルムの剥離機能と除菌性能を向上させた。
「アクアスクリンFKは、現在の主流である過酸化水素に代わる薬品」と同社。過酸化水素は、搬入時や薬品投入時には多大な労力と時間が必要だが、アクアスクリンFKは投入量が過酸化水素の5分の1で、搬入や薬品投入時の時間短縮、労力削減が可能だ。
バイオフィルムへの浸透力を高める成分を新たに配合したことで、次亜塩素酸ナトリウムと比較してもより効果的に除菌洗浄が可能という。さらに、激しい発泡を抑えたことで、除菌洗浄中の循環ポンプ空引きを抑制するとともに、洗浄排水時の泡残りを最小限に抑える。洗浄後の中和には別途、アクアスクリンNTが必要だ。
アクアスは循環式浴槽の衛生管理、特にレジオネラ対策を中心に全国でレジオネラ対策ソリューションを提案している。これは定期検査を起点とする日常の衛生管理手法から、水質検査で問題が見つかった場合の緊急対策まで総合的な温浴施設管理ソリューション。
問い合わせ先は、アクアス温浴営業課(TEL03・3783・7489)
バイオフィルム模式図