水処理メーカーで、レジオネラ属菌検査や、その対策を行うアクアス(東京都品川区)はこのほど、同社のレジオネラ属菌検査方法が、国際標準化機構(ISO)と、国際電気標準会議(IEC)の「ISO/IEC17025・2017」の認定を取得したと発表した。認定取得日は2月12日。
今回、認定を受けたレジオネラ属菌検査方法は「培養法」。この検査方法は、寒天培地に検体を接種して培養することで、検体中のレジオネラをコロニーとして検出する手法。古くから用いられている最も基本的な検査方法という。
レジオネラ属菌検査方法でISO/IEC17025・2017の認証を受けた国内メーカーは、アクアスが初となる。認定機関は米国PJLA(ペリージョンソン・ラボラトリー・アクレディテーション)の日本法人が行った。
今回の取得のきっかけは、2019年9月に厚生労働省の「公衆浴場における浴槽水のレジオネラ属菌検査方法について」が改正されたことがある。「検査の信頼性確保のため、レジオネラ検査の依頼に当たっては、精度管理を行っている検査機関に依頼することが望ましい、とされたため」とアクアス。
アクアス代表取締役の渋川多惠史(左)に認定証を渡すPJLA日本法人の倉本誠氏