一般社団法人のアニメツーリズム協会(東京・千代田区)はこのほど、国内外のアニメファンの投票をもとに選んだ「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の2023年版を発表した。88作品、117カ所、28の施設・イベントが聖地となっている。
同協会は、世界から注目を集める日本のアニメを地域創生やインバウンド需要に結びつける活動を行っている。
23年版は22年6月1日~9月30日、ウェブ投票と日本各地に設置された投票箱(約160カ所)による投票を合わせて選定。今回は過去最高の11万を超える投票が集まり、海外からの投票は約30%あったという。
この日は7カ所の新聖地が紹介された。その一つ、テレビアニメ「リコリス・リコイル」の舞台となった東京・墨田区からは観光協会の森山育子理事長が出席、富野由悠季会長から認定証を授与された。森山理事長は「墨田区は伝統工芸とモノづくりの町で、アニメには縁がなかった。これからはアニメで描いてもらえるよう魅力ある町を発信したい」と述べた。
リコリス・リコイルは日本の治安を人知れず守る少女「リコリス」の活躍を描く美少女ガンアクションで、22年7~9月に放送、大ヒットした。主人公が拠点としている喫茶「リコリコ」が墨田区にあり、東京スカイツリーなど観光名所も登場する。
リコリス・リコイル以外の、新しく選定された聖地は次の通り。
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