アパホテルは、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張「ウエストウイング」(千葉市美浜区、11階建て、全500室)を10日に、アパホテル新橋虎ノ門(15階建て、全153室、東京都港区西新橋)を11日に開業した。
ウエストウイングは、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張の「セントラルタワー(50階建て、全1001室)」の横に新規増築したもの。これにより同ホテルの総客室数は1501室となった。
アパグループの元谷外志雄代表は、ウエストウイングの開業記者会見で「ウエストウイングの稼働率が今夏に80%超になれば、イーストウイングの新築計画に着手し、2〜3年後に全2万室体制を目指したい」とさらなる拡大への意気込みを語った。
同ホテルのインバウンド比率については、「現在、韓国、台湾、シンガポール、香港などが中心で全体の十数%だが、『観光立国日本』に資するためにも、2020年の東京五輪の頃には30〜35%程度まで上げていきたい」と述べ、インバウンド客受け入れ拡大への意欲を示した。
同時に「特定国のインバウンド客比率が10%を超えないようにするというアパ流のリスクヘッジ原則は変えない」と話した。
東京ベイ幕張。左がセントラルタワー、右がウエストウイング