
アパホテル〈鹿児島天文館〉 新築棟 外観パース
アパホテル株式会社は8日、鹿児島市千日町のアパホテル〈鹿児島天文館〉に新築棟を増築すると発表した。フランチャイジーの株式会社SWANが運営する西棟・東棟に加えて3棟目となる建物を建設。2026年9月の開業を予定しており、3棟合わせて全280室の体制となる。
3棟一体で運営効率化
新築棟は鉄骨造・地上9階建てで客室数は74室。全室禁煙で、隣り合う客室を繋げて最大4名で利用できる「S-Sコネクトツインルーム」を6組12室設置する。ビジネス利用だけでなく、鹿児島観光の拠点として国内レジャーやインバウンド、イベント利用など幅広い宿泊需要の取り込みを狙う。
新築棟の設計はアパグループが担当。同社のホテルコンセプトである「新都市型ホテル」(「高品質」「高機能」「環境対応型」)の最新仕様を採用した。150型以上の大型液晶テレビや枕元集中コントローラー、空気中の花粉やカビ菌、ウイルスなどを抑制する効果がある「高濃度ナノイーX」搭載エアコンを設置するなど最新設備を整える。
株式会社SWANは2016年5月に80室の西棟を開業し、2021年9月には126室の東棟を開業。順調に実績を伸ばしてきた。新築棟完成後は3棟一体の運営効率化を図る方針だ。
アパホテルは2022年4月から「AIM5 〜APA Innovative Movement」という5カ年計画を開始。アフターコロナにおけるニーズの変化やDX化の波を捉えながら、2027年3月末までにアパホテルネットワークとして15万室の展開を目指している。現在は全国で922ホテル、131,324室(建築・設計中、海外、FC、アパ直参画ホテルを含む)を展開しており、鹿児島市内では新築棟の開業により5ホテル621室となる予定だ。
アパホテル〈鹿児島天文館〉 新築棟 外観パース