ワン・コンパスは17日、アプリ「地図マピオン」の防災マップに緊急避難場所データを追加した。
アプリ「地図マピオン」ダウンロードURL:https://apps.apple.com/jp/app/id531032350
■概要
「指定緊急避難場所」とは災害の危険から命を守るために緊急に避難する場所です。地震、津波、高潮、洪水、土砂災害など8種類の災害種別に指定されており、災害発生時はその災害に対応している指定緊急避難場所へ避難するよう、各自治体が定めているものです。今回、地図マピオンの「防災マップ」上で全国約11万か所の「指定緊急避難場所」が確認できるようになりました。住んでいる地域はもちろん、外出先などの土地勘のない場所でも避難場所を確認できます。ただし、災害の危険から命を守るための緊急避難を優先するため「指定緊急避難場所」のみを表示します。地震や風水害などで被災し自宅に戻ることができない人が一時的に滞在できる「緊急指定避難所」は表示されません(避難場所と避難所を兼ねている場所は除く)。
なお、指定緊急避難場所は日々情報が更新されるため、地図マピオンも毎日情報を更新し、常に最新の情報を保ちます。
【使い方】
「地図マピオン」の地図上に表示される切替アイコンをタップし「防災マップ」に切り替えたあと、画面左下の避難所アイコンをタップします。災害種別ごとに対応した避難場所が地図に表示されます。また、現在地から避難場所までのルート検索にも対応しています。
<災害種別>
※本サービスは国土地理院「指定緊急避難場所データ」をもとに作成しました。なお、国土地理院に指定緊急避難場所等データを送付していない市区町村もあるため、一部の地域(東京23区など)で避難所が表示されないケースがあります。本サービスと併せて、お住まいの地域や各地方自治体の公式サイト等にて最新かつ詳しい情報のご確認をお願いします。
■背景
政府は昨年12月21日、北海道から東北の沖合にある日本海溝・千島海溝で巨大地震が起きた際の被害想定を発表しました。津波による死者数は最悪の場合19万人にのぼるという推計です。一方、迅速な避難によって被害を大幅に減らせるとしています。また、近年では地震や津波の他にも、台風や集中豪雨による土砂災害が頻発しており被害も甚大なものになっています。いつ起きるか分からない災害に日頃から備えておくことが、ますます重要になっています。
今回、「地図マピオン」では平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を機に創設された「防災とボランティアの日」に合わせ、周囲より浸水リスクが高い“低位地帯”をチェックできる「防災マップ」上で「指定緊急避難場所」を確認できる機能を追加しました。