日本ビューホテル(東京都台東区、遠藤由明社長)は来春、東京都台東区浅草2丁目に新規直営ホテル「浅草ビューホテル アネックス 六区」を開業する。増加する訪日外国人観光客の利用を取り込む。
ホテルが建つ浅草2丁目地区は、昭和初期から映画館や寄席、劇場が立ち並び、大衆文化の中心として栄えた「浅草公園六区」と呼ばれる地区で、古き良き日本の伝統文化を残すエリア。
ホテルは、建物のオーナーである松竹の全面協力のもと、日本の伝統文化である「歌舞伎」をコンセプトに加え、1、2階には奈良県の吉野ひのきを使用した木組みの列柱が建ち並ぶエントランスを設けるなど、「和」を意識した親しみを感じさせるホテルにする。10階建て、延べ床面積9951.70平方メートル。客室は全199室、最大受け入れ人数608人。着工は昨年11月1日で、来春の開業を目指している。
「観光利用を見込み、1人定員のシングルルームは設置せず、全て2人定員以上の客室とした。また、訪日外国人など観光客の需要を見込み、全体の約17%に当たる35室を和室、和洋室とした」と同社。
外観(イメージ)