福利厚生サービスを提供するイーウェルと日本航空(JAL)、日本航空グループの旅行販売事業を担うジャルパックは2月21日から、イーウェル提供のパッケージ型福利厚生アウトソーシングサービス「ウェルボックス」の会員向けに新サービスを始めた。ウェルボックス会員に施設利用などで付与されるポイントやポイントをJALホームページで販売する国内・海外パックツアー商品の購入に利用できるようにする。新サービスによりイーウェルは222万人の同会員の利便性を高め、JALグループは福利厚生サービスの会員という新規顧客層への販売促進を図りたい考えだ。
契約企業の従業員が付与されたポイントを使って企業ごとに設計したメニュー内の施設やサービスを利用できる選択型福利厚生制度「カフェテリアプラン」で、利用者に付与されるポイント「カフェテリアポイント」と、会員専用ポイントプログラムでアンケートやキャンペーンに参加した会員に付与される、1コイン=1円として利用できるコイン「ウェルコイン」で、JALグループの旅行商品を購入できる。
ウェルボックスの会員専用サイトを通じてJALホームページ内「JALeトラベルプラザ」の旅行商品を予約、購入するのに、カフェテリアポイントやウェルコインを旅行代金の全額もしくは一部の支払いに利用できる。
イーウェルの差額決済システムとJALグループのツアー予約システムを連携させることで実現した。JALらによるとカフェテリアプランでのパックツアーの購入、決済がワンストップで可能になるのは業界では初めてという。
新サービスの提供開始を記念して3社では、ウェルボックスのサイトを通じてJALeプラザの旅行商品を予約、購入する会員に対し、ウェルコインを通常よりも1%割り増しして付与するキャンペーン「春たびキャンペーン」を展開する。さらに抽選でJALの国内往復航空券も贈る。