WILLERのシンガポール子会社「WILLERS PTE.LTD.」は3日、自動運転の実証実験=写真=をシンガポールの国立公園「Jurong Lake Gardens(JLG)」で始めた。取り組みは2年間行い、アクセシビリティの向上や2022年にJLGが完成した際の自動運転による旅客システムの安全性、有効性、持続可能性を検証する。
運行は、JLGのレイクサイドガーデンエリア内の約1・2キロ。料金は無料(のちに有料となる可能性あり)で、予約、チケット購入なしで乗車できる。安全管理者としてセーフティオペレーターが同乗している。
自動運転を使用した輸送サービスは、同社がビジネスデザインとオペレーション管理をし、ST Engineering(シンガポール)が自動運転技術を提供する。これまで2社は、2019年10月からシンガポールの国立庭園「Gardens by the Bay」で商業化運行を開始しており、シンガポールでは2カ所目となる。
「日本やアジア、ASEANで起きている社会課題を、日本や世界のスタートアップ企業と共にMaaSで解決していく」とWILLER。