ウィラーグループ(村瀬茂高代表)は7月31日、高速路線(=乗合)バス「ウィラーエクスプレス」の運行を始めた。運行バス会社はウィラーグループの路線バス会社9社のほかに共同運行会社1社と運行委託先13社。全国22路線、201便を運行する。
昨年4月の関越自動車道での高速ツアーバス事故を受け、高速乗合バスと高速ツアーバスを一本化し、バス事業者の安全確保の責任を明確化する新制度が8月1日に始まった。これに伴ってウィラーグループでは、旅行会社「ウィラートラベル」が企画旅行で実施していた高速ツアーバスを廃止。高速乗合バス事業者に完全移行したもの。
東京・新宿住友ビル内のウィラーバスターミナル新宿西口で同日開いた「高速路線バス開業式」で村瀬代表=写真=は「本日、公共交通機関となり、社会的責任の重さを感じている。安全への取り組みはこれまで以上に徹底してく」と表明。その上で「運行本数はツアーバス時代と同数。お客さまが望むサービスの創出、提供と安全の確保を同時に満たしていく」と話した。