エアアジア・ジャパンは5日、事業を廃止することを決定し、国交省に12月5日で全路線を廃止する届け出を行った。各路線は10月24日まで運休することが決定しており、その後12月5日まで運休の見通し。エアアジア・グループ関連会社の日本路線への影響はない。
同社は、2014年7月の設立以降、中部国際空港を起点として、国内航空運送事業や国際航空運送事業を実施してきた。しかし、今年に入り新型コロナウイルスの影響を受け、各国における出入国の規制強化が行われたことなどから減便や運休をしてきた。
継続的かつ広範な経費削減などの経営努力を続けてきたが、網羅的な事業の見直しを重ねた結果、新型コロナウイルスの終息時期の見通しが不透明な状況で事業を継続することが極めて困難と判断し、事業の廃止を決定した。
今後は、航空法その他の法令に従い、事業の廃止に向けて諸手続きを進める。