環境省は今年度の「エコツーリズム大賞」に埼玉県飯能市の市エコツーリズム推進協議会を選んだ。市が中心となり、地域住民と一体となってエコツー推進に向け活動、エコツアーの企画実施やガイド養成講習会の開催など、全国の先導役となっていることが評価された。
第4回目となる今回は全国から67件の応募があり、審査委員会(委員長・下村彰男東大大学院教授)での審査の結果、大賞1件、優秀賞3件、特別賞6件を選んだ。
飯能市はエコツー推進モデル地区として指定されている。「自然と文化の保全・再生」を基本方針の1つに掲げ、市内の住民団体やNPOがエコツアーを企画することを促し、住民が地域を再認識、誇りや愛着を育んで地域活性化に結びつけることにも取り組んでいる。
表彰式は11月28日、東京の九段会館で開かれた「全国エコツーリズム推進セミナー」で行われた。
優秀賞、特別賞は次の通り。
【優秀賞】
越後田舎体験推進協議会(新潟県上越市)▽NPO法人信越トレイルクラブ(長野県飯山市)▽阿蘇地域振興デザインセンター(熊本県阿蘇市)
【特別賞】
秋田白神ガイド協会(秋田県藤里町)▽稲取温泉観光合同会社(静岡県東伊豆町)▽マキノ里湖体験ツアー協議会(滋賀県高島市)▽大山・中海・隠岐エコツーリズム協議会(鳥取県米子市)▽秋吉台地域エコツーリズム協会(山口県美祢町)▽NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会(長崎県小値賀町)