旅工房とエールフランスKLMは10月26日、旅行会社でアジア初となるエールフランスKLMの「SAF(持続可能な航空燃料)プログラム」での協力提携に合意した。持続可能な航行に貢献し、年内に推定36.3トンのCO2排出量削減を目指す。
協力提携は、エールフランスKLMのCO2排出量の削減対策を進める「SAF市場の認知度向上」「SAFの需要と利用の促進」「SAF生産の最適化」といった航空輸送を持続可能な産業として継続することを目指す環境削減事業に旅工房が賛同し、合意に至った。
協力提携では、旅工房がエールフランスKLMの持続可能な開発目標を支援。(1)航空の持続可能な発展への貢献(2)先進的な持続可能な航空燃料の市場の発展の促進(3)航空のカーボンフットプリントの最小化―に取り組む。今年中に従来の燃料使用時の排出量と比べ推定36.3トンのCO2を削減する。また、共同で環境に配慮したツアー企画も進める予定だ。
旅工房の高山泰仁会長兼社長は「SDGsや環境問題への取り組みを考えていた。両者が連携し環境問題に取り組むことで、明るい未来を創れると確信している」と話す。エールフランスKLMのギヨーム・グラス日本・韓国・ニューカレドニア支社長は「航空輸送の脱炭素化に向けて産業間の連携を図っている。旅工房と協力してサステナブルなパッケージ旅行の企画を進め、環境への関心に応えるヨーロッパ旅行を提供する」と述べる。
グラス支社長(左)と高山会長兼社長