オーストラリアの旅行会社Intrepid Travelは13日、大阪市北区の大阪梅田ツインタワーサウスのWELCOで報道関係者や観光行政のインバウンド担当者などを招いてメディアセッションを開催した。同社CEOや共同創業者のいずれかがグループ内の世界のDMCオフィス27拠点を訪れ、同社社員やパートナー会社などに2030年戦略を含めた各拠点での今後のビジョンを説明している。同社のJames Thornton・CEOとNatalie Kidd・取締役が来日するのに合わせメディアセッションを行った。
同社ツアーの規模は12人以下で、日本でのツアーの平均泊数は11・8泊。主な顧客層はオーストラリア、ヨーロッパ、北米。特徴は、「Experience―rich(豊富な体験)」と「Sustainable(サステナブル)」。ゴールデンルートに地方での貴重な体験を組み合わせることで、オーバーツーリズム低減に貢献するとしている。サステナブルでは、日本国内での航空機の移動を採用せず公共交通機関を利用したツアーも特徴となっている。今回は鉄道網以外にフェリー利用も参加者から提案があった。
同社日本オフィスは17年に開設。23年は過去最高の486ツアー、顧客数8524人で、純売り上げは約14億8600万円を記録。20年から22年までのコロナ期間での休業期間を経て、24年には814ツアーと1万2071人の顧客数を計画し同社のアジア地域のトップの売り上げを目指している。
大西良樹・Intrepid Japan代表取締役、James Thornton・Intrepid Travel CEO、Natalie Kidd・Intrepid Travel取締役