カトープレジャーグループ(東京都港区)はこのほど、静岡県伊東市で温泉リゾート施設「伊豆赤沢温泉郷」を運営する赤沢温泉郷と赤沢漁業の全株式を取得したと発表した。新サービスの展開と既存価値の強化を図り、日本を代表する総合リゾートの再建を目指す。
「伊豆赤沢温泉郷」は、全体敷地約24万平方メートルの敷地内に、赤沢温泉ホテル(77室)、赤沢迎賓館(15室)などの宿泊施設や、露天風呂付きの日帰り温泉、伊豆半島の海洋深層水を活用したスパやプールなどが点在する大型複合施設。
今回カトープレジャーグループは、国立公園内に広がる同施設の多様な可能性や、海洋深層水が持つ特有の価値に注目。事業の成長性と地域社会への貢献を目指し、事業取得を決断した。
今後は既存施設のリニューアルや新たなコンテンツの導入を進め、2年以内の完成を目指すとしている。
「施設の再生を通じて地域創生に寄与するとともに、カトープレジャーグループが培った『トータルプロデュース』という独自の開発スキルを生かして新たな価値を提供する複合リゾート施設を目指す」(同社)。