高知県は19日、大阪市の大阪新阪急ホテルで、県の魅力を全国に発信する「高知家(こうちけ)プロモーション」の記者発表会を開催した。県出身のタレント・島崎和歌子さん(49)と演歌歌手・三山ひろしさん(41)が出席、会場を盛り上げた。
高知家プロモーションは2013年度から開始して、今年で10年目となる。「高知家の姉さん」である島崎さんと、「高知家のアニキ」の三山さんをゲストに迎え、高知家がさらに多くの人を巻き込み大家族となることを示す「高知に“ぞっ婚”」をテーマに開催。2人は着物姿で登場し、会場をわかせた。
2人は今年のプロモーションキャラクターを務め、活動のメインビジュアルとなるポスターには「高知にぞっ婚」と書かれた掛け軸の前で着物姿で並び、「結婚したくなるほど高知が好き」という県への愛をユーモアたっぷりに表現している。
島崎さんは「まだまだ高知は深い。食べ物も土地も観光名所もたくさんあるので、世界中に10年目もアピールしていきたい。ほんまに待ちゆうきね(待ってるね)」、三山さんは「大好きなふるさとをアピールできてうれしい。実際に肌で触れていただくと分かるが、高知が世界で一番」とコメント。
また、浜田省司知事は「特に今年度は関西圏のお住まいの方々に、ぜひ高知の名産品を愛用いただき、高知の食、自然、文化を楽しんでもらいたい」と述べた。
今年度は「高知にぞっ婚」をキャッチコピーに、おいしい食材や豊かな自然、県民気質など、魅力を発信、体験してもらう。
具体的には、全日本空輸(ANA)と連携し、往復航空券が当たる、還元率500%以上の「高知家ぞっこんくじ」を7月中旬から大阪市内で実施する。8月からは県民が厳選した県の深い魅力「高知ぞっこんポイント」を県外の人に紹介し、体験してもらう「高知ぞっこんポイント発掘プロジェクト」も開始する。
また、10周年記念の集大成であるセレモニーイベントを来年5月、高知市内で開催する予定。ステージショーやグルメブース、物販などを実施し、県民だけでなく、県外の観光客も巻き込む。
高知の魅力を伝える(左から)三山さん、浜田知事、島崎さん