秋の台湾観光プロモーションを盛り上げるため、日本語のキャッチコピーを一般公募していた台湾観光局と台湾観光協会は8月30日、台北駐日経済文化代表処(東京都港区)で記者会見を開き、最優秀作品として「思い立ったが台湾吉日」を選んだと発表した。
会見には、同代表処の沈斯淳代表や同協会東京事務所の江明清所長、日本旅行業協会(JATA)の中村達朗理事長(日台観光促進協会会長)、台湾観光親善大使を務めている歌手の小林幸子さんらが出席した。
同観光局と同協会は、今年2〜3月にかけて作品を募集。集まった910作品のうち、プロモーション協賛各社で組織する選考委員会で10作品まで絞り込み、5〜7月にかけて、台湾旅行に行きたくなるようなコピーを選ぶ全国投票を行っていた。はがきとファクスによる投票総数は3742票で、「思い立ったが台湾吉日」は676票を集めて1位に選ばれた。2位は「今こそ台湾!」(666票)、3位は「〜五感で楽しむ台湾!〜」(397票)だった。
この日は投票者を対象とした賞品抽選会も同時に開かれた。1位の作品に投票した人から抽選で1人に台湾旅行ペア2泊3日、2人に台湾往復航空券、すべての投票者から抽選で100人に特産品やオリジナルグッズが贈られる。
同観光局などは、今回最優秀作品に選ばれたコピーをプロモーションで前面に出して誘客活動を実施する。プロモーションでは、全国主要10駅での広告展開(9月10〜17日)、東京と名古屋でのセミナー(9月18、20日)、JATA旅博での過去最大規模の出展(9月21〜23日)、全国CM放映(10月から)などを実施する。
日本人に台湾観光をアピールするキャッチフレーズが決まり、歌手の小林幸子さん(右)らが披露した