ギャラクシー・エンターテインメント・グループは30日、東洋大学・マカオ大学と連携し、IRマネジメントを学ぶメンターシップ試験的制度を実施すると発表した。
日本政府は2030年までに訪日観光客数の目標を6,000万人としており、IRがその牽引役になると期待されています。大規模なIRには数百もの職種があり、数千人の雇用を生み出します。このメンターシップ制度は、世界で最も成功を収めているIRであるギャラクシー・マカオがどのように開発・運営されているかを知ることで、日本における将来のIR産業のリーダーの育成を目指しています。
初年度は東洋大学国際観光学部から選ばれた学生が、8月に4週間にわたりマカオを訪れます。GEGでは、今後、日本の教育機関と協力して本制度を発展させていく予定です。
参加者は、マカオ大学の国際統合型リゾート管理プログラムの講師陣による講義に加えて、企業の社会的責任、ホスピタリティ産業、飲食部門、エンターテインメントやイベントのマネジメント、小売、人事、組織開発、トレーニングなどの題目や専門分野において、GEGの幹部社員によるメンタリング・セッションを通して、IRの運営について総合的に学びます。
GEG副会長のフランシス・ルイは、「GEG基金とマカオ大学と一緒に、持続可能で責任あるIR開発の哲学を、日本の将来のIR産業を支えるリーダーとなることを期待されている若い世代の人々と共有できることは非常に喜ばしいことです。私たちは次世代の成長を支援し、将来のキャリアのために最良の機会を提供したいと思っています。マカオおよびGEGがどのようにしてIRを成功させたか、そのビジョンや経験を共有することで、日本のIR導入に貢献したいと考えています。
同時に、マカオの若者が海外、特に日本で同様の経験が出来る機会についても検討しています。私たちは、責任ある企業市民として、この試験的制度を通して、マカオの若者が日本の「おもてなし」の哲学を深く理解できるよう、二国間でのメンターシップ制度を実施できることを願っています」と述べています。
マカオ大学工商管理学院院長ジャッキー・ソー教授は、「異文化学術交流の精神に基づき、マカオ大学の講師陣の持つIR産業の知見を、日本の学生に共有できるプログラムに協力できることを嬉しく思っています。このプログラムは参加する学生だけでなく、派遣する学術研究機関にとっても、今後独自のプログラムを開発する上で有益です」と述べています。
ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)について
ギャラクシー・エンターテインメント・グループは、世界有数の統合型リゾートおよびゲーミング企業の1つです。当グループは、マカオで統合型リゾート、リテール、飲食、ホテル、ゲーミング施設など幅広く開発・運営を行っています。香港証券取引所に上場しており、ハンセン指数の構成銘柄であり、日経アジア300指数にも選出されています。
GEGは、マカオで最初にゲーミングライセンスを取得した3社のうちの1つであり、革新的で壮大かつ、数々の賞を受賞した施設、プロダクト、サービスを提供しています。「ワールドクラス、アジアのおもてなし」をサービス哲学の基本としており、マカオ市場でのリーダー的存在です。
GEGは、マカオで3つの旗艦リゾートを展開しています。コタイ地区にあるギャラクシー・マカオ™は世界最大級の統合型リゾートで、隣接するブロードウェイ・マカオ™は、ユニークなランドマークであり、エンターテイメントとフードストリートをテーマとしています。マカオ半島にあるスターワールド・マカオは数々の賞を受賞したプレミアムプロパティといえます。
GEGは、マカオにおけるゲーミングライセンスを保有する会社の中では、最大の未開発用地を所有しています。コタイ地区のギャラクシー・マカオは次の開発段階が完成することで、リゾート、エンターテイメント、MICE施設を備え、総面積は200万平方メートル以上へと倍増し、世界最大級で様々な施設を提供する統合型リゾートとなります。また、マカオに隣接する大横琴島(ヘンチン)の270万平方メートルの土地に世界的レベルのレジャー・レクリエーション・リゾート開発を計画しています。同リゾートは、マカオでのGEGのプロジェクトを補完するものとなり、GEGを他との差別化をはかり、観光とレジャーの国際的な中心地にするというビジョンの下でマカオを支援しています。
GEGは、2015年7月には、モナコ公国において象徴的な高級ホテルやリゾートを所有・運営する、世界的に有名なSociété Anonyme des Bains de Mer et du Cercle des Etrangers à Monaco(モンテカルロSBM)と提携し戦略的な投資を行っています。さらに、日本を含む国際プロジェクトの開発機会を引き続き探求しています。