クボタ（東京都中央区）は、ホテル・旅館の自販機コーナーや休憩コーナー向けにローハイト型の自動販売機「ローハイトベンダー」＝写真＝を市場投入した。ローハイトとは、高さが低い自販機のことで、通常機（1830ミリ）に比べ約400ミリ低い1412ミリに抑えた。メリットは（1）視界を遮らずに視認性（設置場所の見通し）が確保できる（2）自販機設置による圧迫感の排除（3）スプリンクラーからの距離を確保でき消防法に抵触しない（4）高さに制約がある場所にも設置が可能—など。
ノンフロン冷媒やLED照明などを使い環境に配慮したほか、大きく押しやすいボタンやガイド付きの紙幣挿入口などの採用によるユニバーサル設計も特長だ。
「お年寄りやお子さまをはじめ、あらゆる人が使いやすい。施設利用者に安全、安心を提供できる」と同社。最近では、百貨店やショッピングモールなどでの導入が増えているが、今後はホテル・旅館などの宿泊施設に向けて積極的に提案活動を展開する。
問い合わせ先は、クボタ自動販売機営業部TEL03（3245）3955。
