クラブツーリズム(岡本邦夫社長)は5日、福島県母畑温泉の八幡屋で「フェローの集い2010」を開いた。クラツーのフェローフレンドリースタッフ(FFS)全700人のうち360人が全国から参加。FFS活動10周年記念表彰式では、本年度対象者17人のうち今回参加した7人が登壇し、岡本社長から記念盾を贈られた。
FFSとは、クラツーの顧客の中から添乗業務を手伝ってくれる人を募り、組織化したもので、同社独自の仕組み。40歳から65歳までの旅好き、世話好きの顧客に旅程管理主任者(添乗員)の資格を取得してもらい、ツアー添乗員や各種イベントのボランティアスタッフとして活躍してもらっている。
フェローの集いでは、八幡屋の渡邉忠栄社長と渡邉和子女将が特別講演「リピーターづくりのために〜ホテルで実践できるホスピタリティとは」を行った。
FFS制度は96年に開始。07年からは毎年、フェローの集いを行っている。07年は上諏訪温泉ホテル紅や、08年はかんざんじ温泉ホテル九重、09年は伊勢志摩温泉賢島宝生苑で開いた。
FFS事務局の福田日出男所長はフェローの集いの開催意義について「フェローの慰労と懇親という側面もあるが、会社の方向性を共有してもらう目的がある」と話す。今回は「おもてなしの心を学ぶ」をテーマに設定。八幡屋のおもてなしを体感し、自分自身のサービスレベル向上に役立ててほしいと参加したFFSに呼びかけた。
岡本社長(中央)がフェローを表彰