クラブツーリズム(クラツー)とクラツーパートナーズ会は10月17日、共同で行っている「環境ECO推進プロジェクト」の取り組みの一つ、富山県南砺市五箇山の萱刈り体験を行った。世界遺産である五箇山の合掌造り集落を後生に残していくため、屋根の葺き替えに必要な萱を刈る手伝いを行った。
環境ECO推進プロジェクトは、「旅と自然は、もっと仲良くなれる〜まもろう、作ろう、伝えよう。日本の美しい風景」をスローガンに、里山や森の風景や環境の保全、災害被災地の再建支援活動を旅を通して行っている。
五箇山の萱刈りは昨年に引き続き2度目。ツアー申し込み者のほかに、パートナーズ会富山支部の富山観光ホテル、氷見温泉郷くつろぎの宿うみあかりなどの観光施設、南砺市と観光協会、南砺市森林組合、クラツー社員ら約30人が参加し、実施された。
五箇山の合掌造り集落では、萱の葺き替え作業は15〜20年に1度行われるが、近年では少子高齢化、人口減少により人手不足が深刻な問題になっている。
萱は思った以上に堅く実際に刈るのは大変な作業だったが、参加者からは「貴重な体験ができた」と感謝の声が上がった。
萱刈りの前日には五箇山の民謡「こきりこ」の鑑賞や、相倉集落の散歩も行った。
また同プロジェクトではほかに、パートナーズ会とクラツーのエコースタッフ(クラツーの旅行情報誌「旅の友」の配達業務を行うスタッフ)らが、9月25日に長野県上田市、9月27日に岐阜県恵那市で棚田の稲刈り体験を行った。
萱は思った以上に堅く、刈るのは大変