クラツー、文化庁事業で「戦国無双×大阪歴史博物館」トークショー開催


トークショーの様子

ゲーム制作者、声優らが博物館応援

 クラブツーリズムは3月20日、文化庁の博物館異分野連携モデル構築事業「『戦国無双5』博物館応援プロジェクト」の一環として、1日限りの特別トークショーを大阪歴史博物館(オンラインで生中継)で開いた。ゲームと歴史、それぞれの観点から戦国時代を考え、新しいコンテンツの形を創造する。

 戦国無双は、コーエーテクモゲームスから発売されている人気ゲーム。これまでに計5作で累計770万本以上を販売。7年ぶりの最新作である戦国無双5は6月24日に発売される。

 トークショーでは冒頭、大阪歴史博物館の大澤研一館長が「今回は戦国無双と全国11の歴史系の博物館が連携した。大阪に係わった武将はたくさんおり、ゆかりの地と言っていい。近隣にある遺跡、史跡とともに今後も博物館を巡ってほしい」とあいさつした。

 トークショーは2部構成で実施。1部では、大阪歴史博物館の谷口正樹学芸員が「『戦国無双』の兵(つわもの)は実在したか」をテーマに講演。無双という言葉があったのか、一騎当千の武将がいたのかを解説。かっこ良い、顔がよいことを「無双(ぶそう)」と例えていたことなどを紹介した。

 2部では「『ゲーム』と『歴史』、それぞれの観点から戦国時代を考える」を題にトーク。谷口学芸員のほか、戦国無双5プロデューサーでコーエーテクモゲームスの鯉沼久史社長、戦国無双5で織田信長役の島崎信長氏が登壇。3者がイチ押しする武将や史実の観点から見る戦国無双などについて話し合った。鯉沼社長は「史実とエンターテインメント性の両方を追求している。歴史を知り、楽しむきっかけになれば」と話した。島崎氏は「シーンや伝えたいことへのリアリティを追求して演じている。ゲームを通じ、ぜひ歴史に興味を持ち、博物館にも訪れてほしい」と博物館への来訪を呼び掛けた。

 イベントの様子は、YouTube「クラブツーリズム歴史部チャンネル」で公開している。


トークショーの様子

 
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