クラブツーリズム(東京都江東区)は13日、日本旅行業協会(JATA)が主催する「第2回JATA SDGsアワード」で、同社が企画する日帰りバスツアー「#deleteC 大作戦 in 秩父で乾杯!」が「社会・人権部門 奨励賞」を受賞したと発表した。
SDGsアワードは、旅行業界における「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けた取り組みの推進を目的とした表彰制度。今回同社が受賞した「#deleteC 大作戦 in 秩父で乾杯!」は、旅行代金の一部ががん治療研究費用として寄付されるツアーとして企画された。
「#deleteC大作戦」は、認定NPO法人のdeleteCが2020年から開始した、SNS投稿・拡散ががん治療研究の寄付につながる取り組み。ネガティブにとらえられることの多い「がん」という病気の治療研究に対して、誰もが楽しく気軽に参加して応援できる仕組みを積極的に広げたいというdeleteCの取り組みに同社が共感し、両社共同での企画となった。
ツアーは2023年10月29日に実施。由緒ある「秩父神社」を訪れ、番場通りの地酒、名物料理の飲み食べ歩きを行ったほか、人気のSL「パレオエキスプレス」への乗車も体験できるなど、秩父の魅力を満喫できるプランとなり、ツアー旅行代金の一部が、deleteCを通じてがん治療研究に寄付された。
同社は、今後も経済、社会、環境に貢献できる企業活動を行っていくとしている。