クラブツーリズムは3月19日から、通常非公開の旧奈良監獄の特別見学と音楽を楽しむ企画「奈良赤レンガフェスティバル」を開催している。フェスティバルの開催は、4月11日までの金、土、日曜の計12日間。明治五大監獄(千葉、金沢、奈良、長崎、鹿児島)の一つとして、唯一原型を保つ日本最古の刑務所建築を案内する。
奈良監獄は、ロマネスク様式のれんが建築。明治期の先進的な技術や意匠が随所に取り入れられ、国の重要文化財に認定されている。
同ツアーでは、旧奈良監獄を同社が貸し切りにして内部を公開するほか、庁舎前の野外ステージで生演奏を楽しめる「音楽FESTA」を開催。会場内では、奈良交通が保有するレトロボンネットバスの展示、マルシェの出店なども行っている。ツアーは、現地集合・解散プラン、添乗員同行日帰りツアー、添乗員同行宿泊ツアーを用意している。
同社事業開発課京の旅デザインセンターの宮本津由所長は「ボンネットバスとレンガの建物の明治のマッチングをした。また、コロナ禍で音楽、演劇が楽しめなかったが、今回は野外で安心して楽しめるようにした」と話す。目標は1万人。
会場の様子