伊豆諸島や小笠原諸島への誘客を増やそうと、クラブツーリズムは15日、新宿アイランドウイング(東京都新宿区)で誘客イベント「東京アイランドフェスタ」を開催し、同社会員や各島の観光関係者ら約120人が参加した。
同社テーマ旅行部によると、昨年の小笠原諸島世界自然遺産認定を機に、同諸島への観光客が増加傾向にある一方、伊豆諸島観光が埋没ぎみになっているという。このため、伊豆諸島、小笠原諸島をまとめて「東京諸島」として観光を盛り上げようと、同社が主催してイベントを開催した。
まず、東京都港区の竹芝客船ターミナルと伊豆諸島を結ぶ東海汽船の社員や伊豆大島と三宅島、八丈島の観光関係者らがアクセス方法や島の特徴を解説。特に、各島の観光ガイドが、島の住民の気さくさや動植物の種類の豊富さなどを軽妙な話術で紹介し、会場が笑いの渦に包まれた。
また、ガイドの馬場一枝さんらが挑戦した、竹芝に戻らないで伊豆諸島9島を回る8泊9日ツアーの紹介では、悪天候に悩まされながら無事成功した体験談に、参加者が熱心に聞き入っていた。
会場では、各島の特産品を販売するコーナーも設置され、参加者が次々に商品を買い求めていた。また、同社のツアー紹介の後、さっそく会員らが同社の担当者に費用や日程などを相談していた。
会場で披露された三宅太鼓保存会による実技