KNT―CTホールディングス(HD)は8日に開いた中間決算発表会で、KNT―CTHDの中村哲夫取締役(経営戦略部・経理部担当)は記者からの質問に応対した。
中村取締役は、自然災害の影響を大きく受けたクラブツーリズムの今後について「軽井沢スキーバス事故以来、仕入れ単価の上昇、距離制約など、今まで作れたツアーが作れなくなり、利益が上がらなくなっている。来年早々には組織の見直しを発表したい」と述べた。以前は5千~7千円で販売したツアーが約1万円前後の価格になるなど、仕入れコストが上昇し、利益が上がらない現状を打破するために、組織を見直す方針だ。
今後の売り上げ予測については「10月までは自然災害の影響を受けたが、11月以降は順調。12月は、年末年始の日並びが良く、方面によっては110%を超える見込みだ」と堅調さをアピールした。
また、店舗展開については、現状の店舗数を維持する方向性を示した。