旅館・ホテルなどの宿泊施設向けにアンケート制作サービスを展開するクリアン(Taguchi Yusuke代表)はこのほど、複数の宿泊施設で共通の質問項目を利用してもらう新サービス「共通アンケート」を開始した。全国共通のアンケートプラットフォームを利用することで、相対的な「自館の現在地」を知ることができるという。
従来、宿泊施設が宿泊者向けに行ってきたアンケートでは、各施設独自の質問項目にすることが多く、アンケートの集計結果は自館自身の比較にとどまることが多かった。
今回発表した「共通アンケート」では、複数の旅館・ホテルが同一のアンケートフォームを使用。自館の集計データだけでなく、「他と比べて自館がどうか」を知ることができるようになった。
各宿泊施設は自館の結果と平均との比較のみを見ることができ、他の宿泊施設の個別データは見られない仕様となっている。
同サービスは、各自治体の観光協会やDMOが地域活性化や宿泊施設の集客改善に向けて使用するシーンや、全国に系列ホテルを持つ宿泊事業者が各施設の顧客満足度向上を図るために使うケースなどを想定しているという。
一つの共通アンケートの参加施設数は5から10施設程度にしており、集計・分析レポートは月に1回の頻度で各館向けに発行する。
詳細は、クリアンの公式サイトからも確認できる。