直前予約旅行サイト「トクー!トラベル」運営のクーコム(東京都渋谷区、西村惠治社長)は13日、旅行、家電、食品などのあらゆる商品を卸値で販売する「トクー!卸売市場」をトクー!トラベルの中に開設した。
旅行では「じゃらんnet」「楽天トラベル」「るるぶトラベル」のバナー広告をトクー!卸売市場のトップページに掲載。利用者がトクー経由で各旅行サイトに入り、予約、利用が成立した場合、トクーが利用者に1件あたり50円から800円をポイントで還元する。ポイントは現金化もできる。
各旅行サイトや商品販売の広告は、アフィリエイト会社(ASP)と呼ばれる成果報酬型広告のサービス会社が提供している。販売成立実績に応じて広告掲載料金がASP会社からクーコムに支払われる。この広告収入をクーコムが利用者に全額還元する仕組み。
利用者は、各旅行サイトに直接アクセスして予約をするよりも、トクー!トラベル経由で予約した方が安く旅行できることになる。
ASP収入を利用者にポイントで還元するサイトは多いが「旅行サイトが競合する旅行サイトを対象にしたのは初めて」(クーコム)という。