帝国データバンクが2月に行ったコロナ関連融資に関する企業調査で、政府系金融機関、民間金融機関による同融資を受けた企業割合は、旅館・ホテルが72.3%と、全51業種中でトップになった。「返済に不安」とする割合も旅館・ホテルが51.5%とトップ。「コロナ関連融資を受けたことにより経営の延命はできたと思うが、急速な景気回復がない限り、返済に支障をきたす恐れがある」と今後を憂慮している。
コロナ関連融資借り入れの有無は、全業種計で「借りた、借りている」が52.6%、「借りていない」が42.4%、「その他、分からない」が5.0%。
「借りた、借りている」割合が高い業種は、旅館・ホテルのほか、飲食店(72.1%)、家具類小売(71.4%)、娯楽サービス(68.3%)、繊維・繊維製品・服飾品卸売(67.4%)など。
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