帝国データバンクによると、06年のゴルフ場経営業者の倒産は54件で、前年(65件)比16.9%減少した。倒産件数がピークとなった02年(108件)比では半減した。景気回復と相まって、倒産の減少傾向が鮮明になっている。
負債総額は6355億4700万円で、前年(1兆1477億1500万円)比44.6%の減少となった。02年(2兆1897億9千万円)との比較では、71.0%の大幅減。倒産件数の減少率を上回り、倒産が小型化傾向にあることを示している。1件あたりの負債額は117億6900万円で、前年から33.3%の減。
06年は負債500億円以上の倒産は発生しなかった。「複数のゴルフ場を経営する業者の倒産が大きく減少していることが背景にある」(帝国データバンク)。
ゴルフ場の所在地別では、関東が19件で構成比31.7%と最も多い。