観光庁は10月27日、ツーリズムEXPOジャパン2023(大阪・関西)の会場内で「サステナブルな旅AWARD」の表彰式を開催し、受賞商品・取組8件を表彰した。サステナブルな旅AWARDは観光庁が4月4日から8月31日まで「持続可能な観光にかかる旅行商品のアワード」として公募していたもの。サステナブルツーリズムへの注目が高まるなか、旅行業者の取組の推進をはかり、優良な旅行商品・取組を表彰と横展開をめざす。
大賞は阿蘇温泉観光旅館協同組合の「『三方良し』の循環モデルの創出」。商品名は「特別な許可を得て草原体験!噴煙を上げる阿蘇中岳火口と『千年の草原』E-MTBライド」で、通常立ち入れない阿蘇カルデラに広がる草原内を、ガイドとともにE-MTB(電動自動車)でサイクリングするもの。ツアー実施の仕組みが地域社会に組み込まれており、旅行者は人数制限されたなか草原でのサイクリングをゆっくり楽しめ、地元は新しい収入源の確保に繋がり、草原の環境も保全される「三方良し」な循環モデルの創出が評価された。
そのほかの受賞作は以下の通り。
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