日本自動車連盟(JAF)の千葉支部は3日、千葉県木更津市のサステナブル農場「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ」でJAFフェスティバルを開催した。JAF会員同士の親睦を目的としたイベントで、ドライブ旅行を促進し、公共交通の薄い地域へ観光送客をすることにより地域活性化にも貢献する。
今年度は、実体験に価値を置く意識が高まっていることを踏まえ開催。30ヘクタールの広大な農場で、食と農、そしてアートを軸にサステナブルな取り組みを行っている施設内で場内のアート作品解説やサステナブル農園の仕組みを学ぶ大人向けのものや、動物や昆虫とのふれあい、野菜の収穫などファミリーで楽しめるものなど五つのツアーを用意し、さまざまな家族構成や希望に応じた参加ができる形をとった。
参加者の関心は高く、各ツアーガイドの説明に真剣に耳を傾けたり質問したりする様子や、全身を使って体験を楽しむ姿が見られた。
昼食には、現地で捕獲されたイノシシ肉を使ったカレーを提供し、千葉県内の野生動物による農作物被害などの問題にも思いをはせるきっかけ作りとした。
「これらの実体験をもとに、参加者がこれからの日常で一つでも農(生産)と食(消費)、フードロス、地域の獣害、水と生き物のつながりといった社会課題に心を寄せてもらえれば」とJAF。
JAFフェスティバルの様子