サッポロライオン(山崎範夫社長)と北海道別海町(水沼猛町長)は16日、「連携と協力に関する協定」を締結した。山崎社長は「(別海町という)特定の町に焦点をあて、より深く、食や観光をPRしたい」と抱負を述べた。
サッポロライオンは09年7月、道庁と「優れた道産食品・食材を通じて首都圏にてPRなどを目的とした連携と協力に関する覚書」を結び、都内に「北海道FOOD BEERHALL GINZA LION」をオープン。今回は同町にスポットを当てた。
調印式はサッポロライオンが同日オープンした同町公認の飲食店「海鮮居酒屋 おお〜い北海道別海町酒場 神田東口店」(東京・神田)で、山崎社長、水沼町長、戸田邑江・同町観光協会長らが出席し、行われた。水沼町長は「(都内に)通年で町の食と観光をPRする拠点ができた」と笑顔で語り、山崎社長に認定証を交付した。
同町は道東部に位置し、野付半島や尾岱沼、風蓮湖などの観光名所がある。生乳生産量全国1位を誇り、道遺産登録の打瀬船による野付湾の北海シマエビ漁なども有名だ。
調印式に臨んだ(右から)山崎社長、水沼町長、戸田観光協会長